次世代 高精度多段ロールプレス機
革新的な独立圧力制御機構(双方向加圧方式)を搭載

隙間(ギャップ)調整にとどまらない、各ロール間の「圧力自体」を完全インライン制御。
二次電池電極、樹脂シート、新素材粉体成形など、超精密加工が求められる先端テクノロジー分野に最適。従来の多段ロールプレスでは不可能だった、各ロール間への最適加圧バランスをシームレスに実現します。

  • ロールレイアウト

模式図(システム概念)

革新的な技術特徴(国際特許出願中)

01 双方向対向加圧システム

下流側へ一括加圧を行う「第1加圧機構(大型油圧シリンダ)」に対し、各ロール支持体の下流側から上流側に向けて独立した反力を与える「第2加圧機構(小型油圧シリンダ)」を配置。この対向加圧により、ロール個別の圧力バランスを極めて精密に調整可能です。

02 直線状圧力伝達&上下反力構造

主加圧軸、ロール支持体の被伝達部・伝達部を正面視において同一線上(水平方向)に配置。圧力損失を極限まで抑えるとともに、その上下に配した第2加圧機構がバランスよく反力をかけることで、歪みのない理想的な加圧ラインを維持します。

03 インライン圧力検出・制御

各ロール支持体の被伝達部に高精度な「圧力検出部」を内蔵。両側からかかる実際の圧力をリアルタイムでモニタリングできるため、材料の厚み変動や粘度変化に対しても、簡易かつ確実に最適な圧力へとフィードバック調整が行えます。

04 くさび式間隔調整機構

傾斜面を対向させた独自の「間隔調整機構(くさび構造)」を各ロール支持体間に搭載。操作盤から操作するだけで、ミクロン単位の隙間調整が可能。一定の隙間(ギャップ)を強固に保持しながら、圧力を独立してコントロールできます。

05 高精度レールガイドによるひずみ防止

本体開口下部に高剛性な「レールガイド」を配置し、ロール支持体底面のガイド受けがスムーズに摺動。加圧時のフレームの歪みや逃げによる圧力損失をシャットアウトし、再現性の高い加工を保証します。さらに「引き戻し部材(追随機構)」により、段取り替え時のロール開放もスムーズです。

ロールプレス機比較表

従来機と本装置の比較

比較項目 従来型多段ロールプレス 本装置
ロール荷重制御 全段一括設定 各段個別・最適化制御
圧延条件の柔軟性 固定的な運用 材料特性に合わせた最適化
フレーム剛性 変形量大 変形量極小
ロールギャップ精度 負荷により変動 設定値を高精度に維持
プレス圧力精度 負荷により変動 常に一定圧力を維持
製品密度均一性 標準レベル 大幅な均一性向上
成形・寸法精度 標準レベル 高精度な成形を実現
品質安定性 環境に依存 極めて高い安定性を確保

標準仕様(4段ロールプレスモデル例)

お客様の生産ライン、対象ワークの特性(樹脂、二次電池電極材料、粉体等)に合わせて、ロール本数やサイズ、加圧能力の最適なカスタム設計を行います。

項目 仕様内容
装置名称 独立圧力制御式高精度多段ロールプレス機
ロール構成 標準4本構成(第1〜第4ロール) ※2本、3本、5本以上も対応可能
ロール回転方向 隣接ロール間での正逆交互回転
主加圧機構(第1加圧) 高出力油圧シリンダ方式(上流側から一括加圧)
個別圧力調整(第2加圧) 小型油圧シリンダ群(各ロール両端に上下4カ所配置・独立反力制御)
隙間調整機構 くさび形状微動調整機構
圧力監視 各ロール支持部内蔵型 リアルタイム圧力センサー
支持・ガイド方式 高剛性リニアレールガイド+底面ガイド受け構造
上記仕様は一例であり、ご要望のシート幅、製品厚み、目標線圧等に応じてカスタマイズいたします。
仕様および外観は、改良のため予告なく変更することがあります。